WordPressが圧倒的なシェアを獲得できた理由

WordPressとMovable Typeは、似たような機能を持つCMSですが、2023年の現在ではWordPressが圧倒的なシェアを獲得しています。それではなぜ似たようなシェアを持っているのに、WordPressが圧倒的なシェアを獲得できたのでしょうか?それは、WordPressが商用でも無料で利用できるオープンソースであったからです。

無料で誰でも利用できる、商用利用も可能なオープンソース

無料で誰でも利用できる、商用利用も可能なオープンソースであったがため、新規のユーザーはどんどん増え、プラグインの開発といったエコシステムも発展を遂げていきました。Movable Typeは、商用利用には有料ライセンスが必要であるため、それがネックとなり、WordPressほどのユーザーを獲得できていません。

https://wpmade.net/

それがコミュニティやエコシステムの発展の妨げになったといえるでしょう。WordPressは圧倒的なシェアを獲得し、現在ではCMSの代名詞ともなっています。マスアダプションとなり、確固たる地位を築いています。

コミュニティが活発かどうかも技術者にとっては非常に重要です。開発していて分からないことがあった場合、コミュニティで解決策を得ることができます。コミュニティがない場合は、開発も非常に非効率です。

WordPresssに代わるCMSは台頭するか

WordPressに代わるCMSとして、MicroCMSなどのヘッドレスCMSが注目されています。大手企業を中心に活用されるケースも見られますが、扱うことのできるエンジニアも少なく、学習コストの面を考えても、WordPressの時代がつづくと考えられます。

STUDIOといったノーコードツールも成長してきていいますが、WordPressほどの勢いは感じられません。コーディングができないデザイナー向けのツールであって、WordPressとは少し立ち位置が違うとも言えます。

WordPressの制作費用は安くなる一方

WordPressは学習コストの低さから、WordPressを扱える制作者は無数に存在しています。そのため、クラウドソーシングでは、数万円でWordPressを作成するサービスが溢れています。しかし、安かろう悪かろうといった事案が多く発生しているようです。

クラウドソーシングではなく、実績のあるWeb制作会社でも格安でWordPressを作成していますので、クラウドソーシングでのトラブルが心配という方は、Web制作会社に依頼するのが良いでしょう。